お世話になります。フタミ製作所です。
本年もフタミ製作所を宜しくお願い致します!
今回は、当社のノウハウが詰まった年季が入った設備を紹介させて頂きます。
当社がマイクロホンの生産をスタートした30年前から受け継がれている設備があります。
それはマイクのネット上下を内側からプレス(以後、カーリングと呼ばせて頂きます)する技術です。
通常のマイクですと上の網と下の網の間にリングを付けロウ付け又は接着剤を
使用し接合しているものが多いと思いますが当社の設備ではこのリングの内側を
カーリングすることにより接合しています。
ネットASSYの構成を説明しカーリングとはどのようなものかをご説明致します。
画像のようにネットASSYの構成は上アミ、ネットリング、下アミの3部品での構成になります。
カーリングする部分は真ん中のネットリングの内側、上アミと下アミを挟んでいる部分をカーリングします。
では、カーリング機にネットASSYをセットしカーリングを行ってみましょう。
1.ネットASSYをカーリング機にセットします。
2.ネットASSYの上アミを抑えます。
3.回転しているコマにネットリングを押し当てることによりネットリングをカシメます。
4.受台が右にスライド し回転しているコマをネットリングの内側に押し当てる
ことにより真ん中のネットリング内側に潰れた跡が出来ます。
これがカシメ跡になります。
5.ネットリングをカシメることにより上下のアミを接合し強度を高めます。
6.この受台と中央のコマがこの機械の心臓部になります。
製品によりこの受台とコマを変えることにより対応は可能です。
まだまだ現役で活躍しています。御用命があればお気軽にご相談ください。
また、3月、4月は組立生産ライン稼働も余力がありますので組立部品等に
ついてもご相談ごとがあれば宜しくお願い致します。
組立検査の見積依頼もぜひこちらからお問い合わせください。
お知らせ
株式会社フタミ製作所はプライム市場上場企業フォーバル社が企画したグリーンコンソーシアムに参画しました。
https://a.k3r.jp/futami/565D90009G
ペーパーレス化や省エネ化など環境への貢献度を可視化し「グリーン社会の実現」に貢献しています。